食肉加工業界における「環境自主行動計画」の実施状況について(2014年度)
項目 | 回答 |
---|---|
業種名 | 食肉加工品の製造、販売業 |
会員企業の主な製品 | ハム、ソーセージ、ベーコン(以下食肉加工品という)及び惣菜等 |
団体の会員数及びその生産量 |
会員数:137社 (平成26年度末) |
フォローアップに参加している 企業数及びその生産量・生産額 |
企業数:82社 |
フォローアップのカバー率 | 97.4%(生産量より算出) |
フォローアップを行うにあたっての 第三者検証の有無 |
農林水産省の審議会 |
温暖化対策
1.自主行動計画(低炭素社会実行計画)における目標
エネルギー消費原単位を毎年1%改善していき、2030年度には基準年度(2011年度)比で17%以上改善する。
※生産量に左右されず評価ができるため原単位を選択。
2.目標達成のための取組み
(1) 目標達成のためのこれまでの取組み
- 製造方法の改善、機械、設備の定期的な点検整備、稼働の効率化、エネルギー使用量の進行管理等を通じたCO2排出の抑制。
- 高効率機械(変圧機・冷凍機等)の導入、空調機・熱交換機等の更新によるエネルギー使用量の合理化。
- コージェネレーションシステム導入の促進。
- 製造工程の見直しによる効率化、設備の断熱の適正化等による熱ロスの低減。
- デマンド監視装置の導入によるピーク電力の削減。
- 社内研修等を通じ省エネルギーの意識付け。
- 照明のLED化、間引き。
- クールビズ、ウォームビズの推進。
(2) 2014年度に実施した対策の事例、推定投資額、効果
- 空調機、ボイラー、冷凍機等の設備の更新、点検整備。
- デマンド管理の実施による消費電力の削減。
- インバーター化による電力使用削減。
- 照明のLED化、間引き。
- 生産工程の見直し、ロットの合理化、商品アイテムの統合による電力の削減。
- 遮光ネット、遮光フィルムの断熱材の設置。
- 汚泥の肥料化。
- 排熱回収式エアコンプレッサーの導入。
- 工場屋根へのルーフシェードの敷設。
- 工場屋根、空冷冷凍機のコンデンサーへの散水。
- 蒸気駆動コンプレッサーの導入及び集中制御による電力使用量の削減。
- クールビズ、ウォームビズの推進。
- 加工工程で発生する再生品の販売拡大。
3. 環境自主行動計画フォローアップ調査結果
(1)エネルギー消費原単位の削減
年度 | 基準年度 (2011年度) |
2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | ~ | 2030年度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生産数量 (t) |
668,271 | 695,189 | 698,080 | 703,590 | ||||||
エネルギー消費量 (原油換算kl) |
248,799 | 242,847 | 244,576 | 246,174 | ||||||
エネルギー消費原単位 (原油換算kl/生産量t) |
0.372 | 0.349 | 0.350 | 0.350 | ||||||
対前年度比 (%) |
—– | ▲6.2 | 0.3 | 0.0 | ||||||
基準年度比 (%) |
—– | ▲6.2 | ▲5.9 | ▲5.9 | ||||||
目標 (毎年1%削減) |
0.372 | 0.368 | 0.365 | 0.361 | 0.357 | 0.354 | 0.350 | 0.347 | 0.307 |
(2)CO2排出原単位の削減
年度 | 基準年度 (2011年度) |
2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | ~ | 2030年度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生産数量 (t) |
668,271 | 695,189 | 698,080 | 703,590 | ||||||
CO2排出量 (t-CO2) |
592,415 | 575,062 | 557,086 | 575,886 | ||||||
CO2排出原単位 (t-CO2/生産量t) |
0.886 | 0.827 | 0.798 | 0.818 | ||||||
対前年度比 (%) |
—– | ▲6.7 | ▲3.5 | 2.6 | ||||||
基準年度比 (%) |
—– | ▲6.7 | ▲10.0 | ▲7.7 | ||||||
目標 (毎年1%削減) |
0.886 | 0.877 | 0.868 | 0.860 | 0.851 | 0.843 | 0.834 | 0.826 | 0.732 |
(注)電力の炭素排出係数は、環境省から発表される温対法に基づく数値を使用。